最近は日本でも健康志向からサイクリングをはじめる人が増加しています。

自転車に乗る人が多い国は?

自転車産業振興組合の自転車統計要覧によると、人口100人あたりに対する自転車の保有台数ランキングは以下のようになります。

 

自転車の保有台数ランキング
オランダ(109台)
ドイツ(85台)
デンマーク(78台)
ノルウェー(69台)
スウェーデン(68台)
日本(68台)
フィンランド(64台)

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11位⇒アメリカ(44台)
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17位⇒中国(31台)
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21位⇒韓国(14台)

ご覧のとおり、世界で唯一オランダだけが人口よりも自転車の台数が多い結果を出していて、世界屈指の自転車大国だと言われています。

 

日本では自転車が日常的な乗り物として普及していますが、普及率が高いのは先進国に限定され、韓国や台湾など国土の狭い東南アジアの国でも自転車が普及していない国が多数あります。

 

日本はアジアの中では最大の自転車大国ですが、自転車の需要が高い北欧に比べると劣っている面が多数あります。

 

 

なぜオランダが世界一の自転車大国になった理由

オランダの町並みヨーロッパは日本よりも古くから自転車が国民の移動手段として広く普及していました。

日本では戦後まもない頃に競輪の公営競技が始まりましたが、当時は高級品でスポーツ向けの乗り物として扱われている中、ヨーロッパでは既に身近な移動手段として定着していた歴史を持ちます。

 

その後は自動車が普及するにつれて、世界的に自転車産業は一時的に衰退し、オランダも例外ではありませんでした。
しかし、多発する自動車による死亡事故によって再び自転車を普及させる取り組みを行い、世界では自動車産業が躍進する1970年代から自転車の普及に国策で取り組んだのがオランダです。

 

ドイツ、デンマークなども比較的早く自転車への取り組みを行ってきたことが、現在も自転車に乗る人が多い要因です。

 

日本よりも自転車が普及している国は、自転車専用道路の整備が進んでいて、自転車での移動がスムーズで安全な環境になっています。

 

日本でもここ数年で車道の一部を自転車専用道路として道路を塗り替えるケースが目立っていますが、北欧は日本がここ数年で始めた取り組みを50年近く前から行ってきました。

 

 

また、国民は古くから自転車に乗る生活が当たり前のものとして根付いているため、大人になっても自転車に乗るのが一般常識として捉えられています。日本では子供の多くが自転車に乗りますが、大人になると自転車から離れていくものです。

 

 

日本が北欧に劣る要因

日本が北欧より自転車の乗る人が少ないのは、歴史や自転車に乗りやすい環境の整備だけではなく以下の要因があります。

  • 北欧は日本よりも雨が降りにくい
  • 北欧は雨が降っても傘を差す人が少ない
  • 日本は電車やバスなどの公共交通機関が充実している
  • 日本は景色の良いサイクリングスポットが少ない

昨今は日本でも自転車を安全・快適に乗れる道路の整備が行われ、空前のロードレーサーブームが起こるなど自転車の注目度の需要が高まっています。

 

しかし、自転車がなくても不自由しない環境が多く、雨を懸念して自転車に乗らない人も一定数いるのが現状です。

 

今後、道路などの環境整備が進んでいったとしても、日本がオランダをはじめ北欧を越える世界屈指の自転車大国になれる可能性は低いでしょう。

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