折りたたみ自転車の特徴
折りたたみ自転車は古くから一定の人気を確保していて、昨今は一部で電動アシストタイプが普及している以外に劇的な変化を遂げていません。
人気が高まっていたり種類が多様化しているワケではないですが、折りたたみ自転車は保管場所やアウトドアを趣味にしている人などから一定の需要を確保しています。
購入を検討している方は、売れ筋のメーカーが通常の自転車と違う点を覚えておきましょう。折りたたみ自転車の特徴と選び方を幅広く紹介いたします。
折りたたみ自転車のメリット
折りたたみ自転車のメリットはコンパクトに折りたたんで収納できることです。
主な用途は屋外の駐輪場を利用できない場面での活用や、車に乗せて持ち運びしたい場合の2パターンです。
構造上、フレームが可動するので剛性が低く、タイヤとペダルが小さいので一般的なシティサイクルに比べると走行性能が低いです。
一般的な27インチタイヤなどの自転車を駐輪するスペースがある方で、なおかつ利用頻度が高いのであれば折りたたみ自転車とは別に普通の自転車を保有することをおすすめします。
日常使いと旅行など移動時のサイクリングの両方で使いたい場合は、普通の自転車と折りたたみ自転車を使い分けるとよいでしょう。
折りたたみ自転車の主な用途
- 駐輪場がない(折りたたみ自転車を室内保管するしかない)
- 駐輪場はあるけど雨ざらしで、たまにしか乗らない(屋外に置くとすぐに錆びが出る)
- アウトドアが趣味で旅先で自転車に乗りたい
- 近場移動しか自転車を使わないのでコンパクトな外観に興味を持った
- 好きな車メーカーなどのデザイン性に惚れた
- 近い将来引っ越す予定があるので、どの家でも使いやすい折りたたみ自転車を選ぶ
折りたたみ自転車の選び方
- メーカー
- 大きさ
- 折りたたみの動作
- 走行性能
- 電動アシストの有無
折りたたみ自転車は全般的にスピードが遅くて段差や悪路に弱いですが、折りたたみ自転車の中でも走行性能の高いタイプがあります。
ただし、性能を高めるにはタイヤを大きくしてフレームに剛性を出す必要があり、性能が高いと重たくて大きくなるため、サイズと走行性能のどちらを重視するかがポイントです。
エレベーター付きのマンションで室内やポーチに自転車を保管して、通勤などで長い距離を走る場合は、大きくて走行性能が高いタイプか電動アシスト付きを選ぶとよいでしょう。
階段で2階以上に持ち運んだり、車での移動がメインの場合は、なるべくコンパクトに折りたためる軽量タイプがおすすめです。
折りたたみ自転車の注意点
折りたたみ自転車はコンパクトな車体のデザイン性に魅力を感じて選ぶ方がいますが、折りたたみ機能があるとフレーム剛性が弱くなり、折りたたみの動作を行わないと錆びが発生して折りたたみの可動部で不具合が発生しやすくなります。
一部で一切折りたたみをせずに使ってしまうしまう人がいますが、折りたたむ場面がないのであればミニベロなど小口径自転車を買うべきです。
折りたたみ自転車は錆びに弱いので、開いた状態のままで屋外保管すると寿命が短くなるので注意しましょう。
折りたたみ自転車は自動車メーカーが人気?
通常の自転車はブリジストンやパナソニックなどのトップメーカーか、無名の3流メーカーが人気です。
折りたたみ自転車もトップメーカーや無名の3流メーカーの製品が多数存在しますが、以下のメーカーの製品が売れ筋ランキング上位に入っています。
- ルノー
- ハマー
- マセラッティ
- シトロエン
- ジープ
ヨーロッパでは車に折りたたみ自転車を乗せてキャンプなどへ出かける需要が日本より高く、自動車メーカーが折りたたみ自転車を自社で製造しているケースが多数あります。自動車メーカーの折りたたみ自転車は性能と耐久性が高く、比較的リーズナブルに購入できることから人気を集めています。
走行性能の評判が良いメーカー
- ダホン
- ドッペルギャンガー
- ジープ
上記の3メーカーは折りたたみ自転車の中でも走行性能に特化しているメーカーなので、片道30分以上の通勤・通学などアクティブに自転車に乗る方におすすめです。
特にダホンは折りたたみ自転車のトップメーカーとして世界的に高い評価を得ています。
車でお出かけして半日くらいかけてサイクリングで長距離を走りたい方は、走行性能に評判の良いメーカーの折りたたみ自転車を選びましょう。